宗教や人種をこえて、貧しい人々のために生きたマザー・テレサ。
1979年にはノーベル平和賞を受賞。
1997年に惜しまれながら亡くなるまで、彼女はその行いによって「愛」とは何かを世界中に示し続けました。彼女が設立した「神の愛の宣教者会」は135の国と地域に広がり、今なお多くの人々が彼女の精神を引き継ぎ活動しています。
そして2016年3月、バチカン(ローマ法王庁)はマザーを、ローマ・カトリック教会で最高位の崇敬対象となる「聖人」に認定しました。式典(列聖式)は2016年9月4日、マザーの命日(9月5日)の前日に執り行われます。
2010年に開催された「生誕100年記念 マザー・テレサ映画祭」。彼女の奇跡ともいえる活動を記録した、国内外の珠玉のドキュメンタリー全7本を一挙上映した映画祭は、東京都写真美術館ホールの総動員数歴代1位を更新し、映画を通じて多くの方がマザー・テレサの精神に触れました。
マザー・テレサの列聖、そして東京都写真美術館のリニューアル・オープンを記念して、多くの愛に包まれた「マザー・テレサ映画祭」が帰ってきます。
強く、美しく、優しさに満ちたマザーの姿、そして彼女が残した数々の言葉。
その輝きは色あせることなく、不寛容な現代を生きる私たちに大切なことを教えてくれます。
生存中、自分の生きかたによってキリストへの信仰を英雄的に証した人に、カトリック教会が与える称号のこと。
ローマ教皇庁から聖人として候補にあがった人は、まず調査の段階で、神のしもべ「尊者」と宣言される。その調査に通ると「福者」の称号が与えられ、さらに詳しい調査が行われる。そして聖人にふさわしい人物と承認されると、ローマ教皇が公に聖人の列に加えると宣言し、列聖式が執り行われる。
マザー・テレサは1997年の彼女の死後、異例の早さで調査がはじまり、2003年に教皇ヨハネ・パウロ2世により列福され、福者となっていた。
女子パウロ会HP内の特設ページです
マザー・テレサの略歴、活動の解説などが紹介されています